歯周病菌は全身に悪さをする
歯周病の菌は、糖尿病、心臓病、がん、早産・低体重児出産、肥満、血管の動脈硬化(心筋梗塞・脳梗塞)、誤嚥性肺炎などの全身疾患と深くかかわりがあることがわかってきました。
糖尿病においては「第6の合併症」と言われ、バージャー病という手足の動脈の病気も関係あるといわれています。https://www.tmd.ac.jp/med/srg1/sinryo_buerger02.html
先生がインタビューで語っています。
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歯周病の人は、生活習慣病の罹患率が7倍になります。
(生活習慣病について)
糖尿病や心臓病の患者さんの解剖すると、心臓や肺に歯周病菌が見つかるのです。
最近ではアルツハイマー病の患者さんの脳を解剖すると、歯周病菌がいるということまで分かってきたんです。
歯周病菌がどれくらい体に影響があるか?が、わかりますね。
出血を伴う歯科治療のあとは、献血できない?!
最近、献血をしましたか?
献血を受ける際の注意事項に「おねがい!」のチラシの中の項目に
「この3日間に出血を伴う歯科治療(歯石除去を服務)を受けられた方」との質問があります。
日本赤十字社ホームページ>献血をご遠慮いただく場合>出血を伴う歯科治療(歯石除去を含む)を受けた方
“出血を伴う歯科治療(歯石除去を含む)に関しては、抜歯等により口腔内常在菌が血中に移行し、菌血症になる可能性があるため、治療日を含む3日間は献血をご遠慮いただいています。”
出典:日本赤十字社
歯ぐきの掃除をすると、歯ぐきからかき出したバイキンが血管を通じて全身に回るのです。
血をかき出せば、バイキンも出るのです。(血が出るのは、バイキンがいる証拠です)
歯周ポケットをガリガリやられて血がいっぱい出て、痛い思いをされて「もう歯周病治療はイヤだ」と思っている方もいらっしゃるでしょう。(ポケットプローブといいます)
歯周ポケットの深さを測り「前よりよくなりましたね~」というような会話、しませんか?
(歯周病治療は、保険請求上それをしなくてはならないのです)
実はこの治療、菌血症(きんけつしょう)をひどくするので、スウェーデンでは絶対しません。
(菌血症:血液中に細菌が存在する状態をいいます。この場合、歯ぐきに常在する細菌が血流に入ってしまうことです。歯科治療や歯磨きの際に、一時的な菌血症になることがあります。)
すなわち、「全身にバイキンが回っている」証拠だということです。
でも、厚生労働省は全身疾患に関係あるのに、認めません。
保険治療で「ポケットプローブ(掻き出し)」はNGといったら、エイズや血液製剤と同じ事が起こるのです。
アスベストも、昔は国が「安全だ」と認めていたら使っていました。
アマルガム(銀歯の材料)も、国が「大丈夫だ」と言っていたけど、実は水銀由来なので本当だめなのです。(4~3人に1人は銀歯として口に入っていると言われています)
「悪い」とわかっても、今まで「いい」って言ってきたから、否定できないのです。
国は一度「いい」と言ったものを「やっぱりだめだった」ってひっくり返したくないのです。
なぜか?
訴訟が起きるからです。
だから、前出写真の「お願い!」の一番下に小さく書いてあるのです。
2015年に日本の医療費は40兆円を越しました。(2021年には44兆円越え)
毎年医療費が1兆円ずつ増えているのです。
一方フィンランドでは「歯周病を治す」だけで「医療費が下がる」ということが、実はわかっているのです。
「口のケア」をすれば、「医療費」が下がるのです。
医療費を下げ、自分も健康で長生きできる治療、それが「フィンランド式歯周除菌治療(歯周内科)」です。