飲み薬で治す?!
「フィンランド式歯周病除菌治療」は、ピロリ菌の除菌に似ています。
従来の歯周病の治療は、歯周病の原因となる細菌を「人間」が「器具」を使って取り除きます。
「歯みがき」で歯の表面の細菌の数を減らし、「歯石取り」で細菌のすみかを破壊し、「外科手術」で歯ぐきを骨から剥がして歯ぐきの奥の奥まで菌を追いつめる、この3つが主な治療法です。
それに対して「フィンランド式歯周除菌治療」の治療法は「お薬」を使います。
歯周病は早くから細菌による感染症であることが知られており、歯周病に関連する菌をほぼ全滅させる有効な薬の組み合わせや使用法が分かってきました。
ようやく歯周病も薬を用いて治すところまでたどり着いたのです。
その中でも飲み薬についてご説明します。
「フィンランド式歯周病除菌治療」で使う飲み薬
効果は、塗り薬と合わせると効果は5~6倍上がります。
歯周病が進んでいる方は、飲みながら塗ります。
妊婦の方で心配な方は、内服なしで塗り薬のみでOKです。
飲み薬の副作用は、7~8人に1人おなかがゆるくなります。
具体的な治し方は?
こちらをご覧ください。
フィンランド式歯周除菌治療の真骨頂~「未感染」というステージ
歯周病は感染症なので、菌がお口の中にいなければ歯周病は起こりません。
ちなみに、感染症は「2つの段階」に分かれています。
「感染」と「発病」です。
感染したからといって、すぐに困ったことが起こるわけではありません。
感染してからある程度時間が経ってから「発病」します。
「未感染」→「感染・潜伏」→「発病」
従来の治療は菌の数を減らすことを主な目的としています。
菌の数を減らせても、完全に消し去ることはできません。
ですから、「発病」の状態から「感染・潜伏」の状態にまで持っていくことはできても「未感染」の状態に持っていくことは不可能だったのです。
「感染・潜伏」の状態はいつ「発病」の状態になってもおかしくありません。
そして現実に何度も再発を繰り返し、たくさんの歯が失われるのです。
「フィンランド式歯周除菌治療」の治療は「感染・潜伏」「発病」いずれの状態であっても「未感染」の状態にまで持っていくことができます。
そこが「フィンランド式歯周除菌治療」のすばらしいところなのです。
「フィンランド式歯周除菌治療(歯周内科)」Q&A
Q. 顕微鏡で見れる菌ってどんなのがあるの?
A. スプロへータ類(歯周病菌)、カンジタ、歯周アメーバ、トリコモナスなどです。
Q. どれくらい通えばいいの?
A.3回来れば終わらせられます。除菌だけしに来る人もいます。
一番遠くてロサンジェルスから来ていて、和歌山、北海道から来ている人もいます。
Q. どれくらいの人が「歯周内科治療」するの?
A. 100人いたら95人やります。
Q. 保険で出来るの?
A. 保険で薬が出る場合もあります。